元気がない、お腹がゆるい、どこかわからないけど痛そうにしている、など小さな変化にお気づきであれば、是非ご来院ください。また、呼吸が苦しい、ぐったりしている場合には、受付に申し出ください。

初診時には、簡単ですが、食べているご飯の種類、ワクチン、フィラリア等予防の状況、他に飼育されている動物の種類、今までかかったことのある大きな病気についてお伺いすることがございます。

血液検査でわかること
糖尿病、腎機能低下、肝臓機能低下、貧血、白血球数の異常など。２０分から３０分ほどで検査結果がわかります。
院内で検査できない項目に関して、外部検査機関へ測定を依頼しますが、その場合は検査結果報告に数日要します。

画像検査でわかること
■Ｘ線検査

咳が出る、息苦しい時に、呼吸器や心臓の状態を把握するため、また吐き気など消化器の異常が疑わしい時に実施します。骨折や関節疾患、のどや歯の状態を診断する際にも用います。
■超音波検査

心臓の雑音が聞こえる、尿の出方がおかしい、下痢が続いていたり、誤食による腸閉塞が疑われる、お腹の中にしこりがある場合などに実施します。

尿検査でわかること

トイレが頻繁、尿が赤い、尿がきらきらしている、水をたくさん飲むようになった、などの症状がみられる時に実施します。当院で採尿することもできますが、自宅で採取した新鮮な尿であれば検査できます。

便検査

下痢が続くとき、新しく迎えたワンちゃんネコちゃんの寄生虫チェックの際に実施します。

細胞診検査

体表あるいは体の中にできたしこりに、細い針を刺して、採取された細胞を分析します。がんなどが疑われる場合には、生検など病理検査で確定診断が必要になることがあります。

当院では、ウサギ、フェレット、ハムスターなど小動物の診療を行っています。体が小さいため、気づいた時には症状が進行していることも多いです。症状にお気づきでしたら、早めの受診をお勧めします。

診察では、急に体を触ると大きなストレスがかかるため、初めに色々とお話を伺わせていただき、極力負担の少ない診療を心がけています。

また、ウサギ、フェレット以外の小動物に関しては、血液検査、超音波検査等が難しいケースがございますのでご了承ください。

ウサギちゃん

代表的な疾患
■食欲不振

毛球症、臼歯の不正咬合など、原因は多岐にわたります。便の大きさが小さくなった、緩い便が出るようになった場合には、食欲不振のサインかもしれないので、早めにご来院ください。
■毛球症

毛の塊が胃の中に停滞し食欲不振になってしまいます。通常お薬でよくなりますが、症状が改善しない場合、開腹手術による胃切開で毛球の除去が必要になることもあります。
■臼歯の不正咬

かみ合わせの問題で起こる臼歯の過長症で、食欲不振を引き起こします。一度罹患すると繰り返すことが多く、当院では臼歯の定期的なチェックとケアをお勧めしております。尚、歯のケアは安全を期すため全身麻酔で実施しております。

フェレットちゃん

代表的な疾患
■副腎腫瘍

毛が薄くなってきた、やせてきたなど症状は多岐にわたります。超音波検査で診断できます。手術で副腎の切除、ホルモン剤注射が選択されます。
■インスリノーマ

食欲不振、やせてきた、ふらつきなどがきっかけで見つかることがあります。インスリンをたくさん出してしまう腫瘍で、血液検査で低血糖が確認できればインスリノーマの疑いが高まります。

ハムスターちゃん

代表的な疾患
■細菌性腸炎

便がゆるい、食欲不振などの症状がみられます。腸重積などに進行することもあり、非常に致死率の高い病気です。
■皮膚のトラブル

アレルギー性皮膚炎や、カビの感染によるものなどが多いです。病原菌の培養検査や病理検査が必要になることもあります。

症状や身体検査、検査に基づいた獣医療をご提案いたします。

当院の治療についてご不明な点がありましたら随時ご相談ください。尚、診断や治療が難しい場合には、2次診療施設へ紹介させていただく場合がございます。